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2015年9月

Buell XB12R:リヤブレーキを改変する その2

Brake_parts1さて。材料が揃ったので、加工&装着に掛かります。

リヤブレーキマスターはブレンボの11㎜「PS11」の黒をチョイス。コイツの難点は、どこのショップでも「プッシュロッドは別売りです」とあるが、その「別売りのプッシュロッド」というのが検索に全くヒットしないことだ。
幸い、このPS11と、13㎜の「PS13」はドゥカティ純正品と同一なので、ドゥカティのパーツリストと自分の696で確認...差し込まれているだけの単純なモノだと分かったので、自作することにします。

Brake_parts2プッシュロッドはステンのM6半ネジを買ってきて、少しタップでネジ山を必要なだけ切り足してやってから、ベビーサンダーでネジ頭を切り飛ばして切断部を丸く成形します。
ナイフで鉛筆を削れるくらいの器用さがあれば、これくらいは問題なくできると思う...そうでない人は業者に頼もう。

Brake_parts3そしたら、ねじ切り部の根元にワッシャーを噛ませ、それをストッパーにして、ゴムブーツに挿入。さらにセルフロックナットを噛ましてブーツを挟み込んで固定します。
他のバイクではこんな作業はせずにただプッシュロッドを差し込んで終わりなんだけど、XBの場合はブレーキペダルが下だけでなく上にもフリーに回るので、ロッドが抜けないように抑えてやらないと、うっかりブレーキペダルを上に蹴り上げたりすると、スポンと抜けてしまう。
この作業にちょっと手間取ってしまったけど、できたらあとはピロボールとロックナットを組み付けて、車体に装着。

Brake_parts4こんな感じ。
マスター固定穴が貫通穴に変わるので、少し長い皿キャップボルト+ナット固定に変更。ボルトが長いとステッププレートを担ぐので注意。
また、ブレンボのバンジョーはP=1.0㎜なんで、STDのP1.25のプレッシャースイッチは使えない。要交換。
また、フルードタンクからのチューブ差し込み口も、ブレンボのはSTDのNISSINのものより若干細いので、クリップは流用せずに口の小さいものに変えること。

まだエア抜きをきちんとしてないけど、STDよりはかなりマシになったようだ。タッチはまだ固い...けど、ペダルストローク量が5mmから10㎜くらいにはなり、効き方も最初からカツン!じゃなくて奥でじわーっと効くような感じになった。さらに追い込みたいのはやまやまなんだが、取付ピッチ40㎜でピストンがこれより小さい=3/8の品なんて存在しない(中華なバッタ品にはあるけど、死にたくない!)ので、これ以上は何ともならんな。とにかく夜が明けたらエア抜きしてちょっと走ってみる。

外したNISSINの1/2インチマスターは、いつもの国産車用NISSINの1/2マスターと特に変わった感じはなかった。とすると、この異様なフィーリングの犯人は、マスターじゃなくってレバーなのか??

その3に続く。

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Buell XB12R:リヤブレーキを改変する その1

Rr_brake1_2ビューエルのリヤブレーキは、X1の時代から「姿勢制御用であって、止まるためのものではないと割り切れ」と言われてます。
ビューエル乗りじゃない人たちには分からないかもしれないけど、ビューエル車のリヤブレーキは、ただ効かないだけではなくって、ストローク感が全くない。実際に計測してみると、我がXBのリヤブレーキは、踏み始めからいきなりガツンと反応し、踏み切るまでのレバーの先端のストローク量は5㎜しかない。これでも、ノーマルの片押しキャリパーをブレンボの対抗ピストンに変えたり、プッシュロッドにリターンスプリングを仕込んで踏み込み感を演出してみたりと手を入れてるのにも関わらず、この状態。通常のリヤブレーキのペダル端でのストロークは20~25㎜くらいはあるものなので、この設定はかなり特殊だと言っていい。

Rr_brake2_2ノーマルのマスターシリンダーは、NISSIN製の1/2インチ。ピストンサイズは割と普通なんだが、今のところはこいつが諸悪の根元なんではないか?と見ています。固定ボルトのピッチは40㎜なんで、同じピッチのドゥカティ用のブレンボマスターを持って来れば流用はできそう(ただブレンボマスターは本体が貫通穴なんで、本体にネジが切ってあるNISSINマスターからの変更ではナットが入るか考慮する要あり)。

若かりし日の私も、リヤブレーキなんぞ補助的なもんだくらいに思っていたもんだから、ビューエルに乗り替えた当初は踏めないブレーキでもさほど気にしてなかったのだけど、おっさん化がさらに進行してジジイ化してくると、今までは勢いで回れていたコーナーを曲がり切れずにオーバーランする場面が複数回出てきて、真剣に危ない。なので、他のバイクではリヤブレーキを積極的に使う乗り方に変えて、今のところは何とか事なきを得ているのです。

コーナーでオーバーランする原因は、たいていの場合、乗り手の技量に対してオーバースピードなのですよ。レースじゃあるまいし、公道ではコーナーにはゆっくり慎重に入れば済む話ではあるのだけれど、それでもオーバースピードで入っちゃったらどうするか。
そんな場面でフロントブレーキに依存する癖が付いてしまっていると本当に危ない。フロントブレーキを掛ければバイクは構造的に車体が起き上がろうとするので、スピードは落ちているのに車体はどんどんアウト側にはらんでいってしまう。キャスターが立っているXBではその傾向が顕著に現れます。そこから再び車体を内側に入れるにはどうする?フロントブレーキを緩めて寝かし直して深いバンク角でスロットルを開けるか、リヤブレーキで車体を起こさずに車速を落とすか、その2つしか選択肢は無いのですよ。で、ジジイには後者しかない!

ビューエルでもその乗り方を通すには、今よりも踏めるブレーキにする事が必須です。踏み代がほとんどない状態からカツン!とロックしてしまうブレーキをコーナリング中に引きずるように踏むなんて無理~!!なので、マスターをブレンボに置き換えて、「普通のリヤブレーキ化」を狙います。

ノーマルマスターのサイズから推察して、マスターシリンダーは1つ下の11㎜をチョイス。
ブレンボの汎用リヤマスターにはプッシュロッドが付属して来ず、「別売り品をお求め下さい」とあるけど「別売り品」が日本ではほとんど流通していないために自作する必要があるとか、そもそもNISSINの1/2マスターが特殊なだけでマスターサイズは1/2のまんまでいいんじゃない??11㎜だとスカスカブレーキにならないか?とか、前途多難な感じではあるのですが、ブレンボ行ってみます。

その2に続く。

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