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Buell XB12R:リヤブレーキを改変する その1

Rr_brake1_2ビューエルのリヤブレーキは、X1の時代から「姿勢制御用であって、止まるためのものではないと割り切れ」と言われてます。
ビューエル乗りじゃない人たちには分からないかもしれないけど、ビューエル車のリヤブレーキは、ただ効かないだけではなくって、ストローク感が全くない。実際に計測してみると、我がXBのリヤブレーキは、踏み始めからいきなりガツンと反応し、踏み切るまでのレバーの先端のストローク量は5㎜しかない。これでも、ノーマルの片押しキャリパーをブレンボの対抗ピストンに変えたり、プッシュロッドにリターンスプリングを仕込んで踏み込み感を演出してみたりと手を入れてるのにも関わらず、この状態。通常のリヤブレーキのペダル端でのストロークは20~25㎜くらいはあるものなので、この設定はかなり特殊だと言っていい。

Rr_brake2_2ノーマルのマスターシリンダーは、NISSIN製の1/2インチ。ピストンサイズは割と普通なんだが、今のところはこいつが諸悪の根元なんではないか?と見ています。固定ボルトのピッチは40㎜なんで、同じピッチのドゥカティ用のブレンボマスターを持って来れば流用はできそう(ただブレンボマスターは本体が貫通穴なんで、本体にネジが切ってあるNISSINマスターからの変更ではナットが入るか考慮する要あり)。

若かりし日の私も、リヤブレーキなんぞ補助的なもんだくらいに思っていたもんだから、ビューエルに乗り替えた当初は踏めないブレーキでもさほど気にしてなかったのだけど、おっさん化がさらに進行してジジイ化してくると、今までは勢いで回れていたコーナーを曲がり切れずにオーバーランする場面が複数回出てきて、真剣に危ない。なので、他のバイクではリヤブレーキを積極的に使う乗り方に変えて、今のところは何とか事なきを得ているのです。

コーナーでオーバーランする原因は、たいていの場合、乗り手の技量に対してオーバースピードなのですよ。レースじゃあるまいし、公道ではコーナーにはゆっくり慎重に入れば済む話ではあるのだけれど、それでもオーバースピードで入っちゃったらどうするか。
そんな場面でフロントブレーキに依存する癖が付いてしまっていると本当に危ない。フロントブレーキを掛ければバイクは構造的に車体が起き上がろうとするので、スピードは落ちているのに車体はどんどんアウト側にはらんでいってしまう。キャスターが立っているXBではその傾向が顕著に現れます。そこから再び車体を内側に入れるにはどうする?フロントブレーキを緩めて寝かし直して深いバンク角でスロットルを開けるか、リヤブレーキで車体を起こさずに車速を落とすか、その2つしか選択肢は無いのですよ。で、ジジイには後者しかない!

ビューエルでもその乗り方を通すには、今よりも踏めるブレーキにする事が必須です。踏み代がほとんどない状態からカツン!とロックしてしまうブレーキをコーナリング中に引きずるように踏むなんて無理~!!なので、マスターをブレンボに置き換えて、「普通のリヤブレーキ化」を狙います。

ノーマルマスターのサイズから推察して、マスターシリンダーは1つ下の11㎜をチョイス。
ブレンボの汎用リヤマスターにはプッシュロッドが付属して来ず、「別売り品をお求め下さい」とあるけど「別売り品」が日本ではほとんど流通していないために自作する必要があるとか、そもそもNISSINの1/2マスターが特殊なだけでマスターサイズは1/2のまんまでいいんじゃない??11㎜だとスカスカブレーキにならないか?とか、前途多難な感じではあるのですが、ブレンボ行ってみます。

その2に続く。

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